帝王切開は手術前の処置にも心構えが必要
今年の始めに、女の子を帝王切開で出産しました。
予定帝王切開だったので心の準備は整ってたはずだったけど、
実際に経験するとまぁいろいろドゴンドゴンとナイーブな心にダメージを負い大変だったよ。
今回は手術前に経験した心のダメージを2つ書きます。
- 剃毛
手術の前日に行います。
剃る毛と書いて「ていもう」と読むそうです。「そりげ」って読むんじゃないんだね笑
これ結構強めに剃られて痛かったです。
皮膚を引っ張りながら逆毛方向に剃ってました。
ここってデリケートな皮膚じゃないの?(/_;)
もっと優しくやってくれるもんだと思ってたよ泣
剃毛が終わってからシャワーを浴びさせてもらったときに鏡を見たんだけど、
剃ってもらったところに妊娠線がたくさんできていました。
お腹に妊娠線ができているのは知ってたけど、そんなところにまで広がっていたなんてすっごいショック。
そして剃毛により妊娠線が傷ついてそこから血も出ていました。血って苦手なんだよね私…。
自分の姿が痛々しくて、なんだか悲しくなってしまったよ。
剃毛って必要なことだけど、今回は血と想定外の妊娠線を見て凹んでしまいました。
この傷だらけのところをさっきの助産師さんに見られたのも嫌だったなぁ。
- 浣腸
そうです浣腸です!皆さんは浣腸って今までやったことありますか?
おケツに浣腸液入れられるんですって!!
嫌に決まってるじゃない。マル秘の場所なのよ。
浣腸は手術の数時間前に、お腹の張りがない状態を確認してから行います。
浣腸の刺激で赤ちゃんが降りてきちゃうかもしれないからだそうな。
浣腸液を入れられたあとは10分我慢しなくちゃいけないんだって。
我慢しないで出しちゃうと液だけ出てきちゃって浣腸した意味がなくなってしまうそうです。
…なんだか浣腸浣腸って言いすぎじゃないさっきから。いやねぇ笑
「まぁ~10分が無理そうなら5分でもいいよ。ベッドで待機して漏れちゃうといけないから、トイレで待機してもいいよ^^」と白衣の天使が言ってくれて安心しました。
そして浣腸の時間になりましたが、さっきの白衣の天使とは別の人が来ました。
紺のカーデを羽織っていて若めの色黒な子でした。
この人が浣腸を……
浣腸液を入れてもらい、なんだか屈辱感。
そしてつかの間、速攻で波が来ました。これは我慢寸前の本当にやばいレベルのやつです。これはもうトイレで待機させてもらうしかっ(*_*;
「これから点滴しま~す」と紺のカーデさんは言いました。
へ?なんて?
既に出口に猛烈な圧がかかっているのに点滴するとか悪魔的でした。
ゆっくり点滴の針を刺して、刺したところにテープを貼って固定…
はやくしてくれ。
この時点で、「5分は待ってね」って言われてたことなんてどうでもよくなってたよ笑
点滴の処置が終わりました。
「じゃあベッドで待機しててください」と言われました。
この人何言ってんだろと思いました。さっきの白衣の天使は優しかったのに…。
ここで待つなんて冗談じゃないわ漏れたらどうすんねんと内心なぜか関西弁になりながら、
「トイレで待機してもいいですか」と申し出、ガラガラと点滴を引きずりながらトイレへ。
数メートルの距離、たったの数十秒がとても辛かった…。
「出たらナースコールしてくださいね~」と言い紺のカーデさんは退出されました。
待機する余裕なんて無くすぐ出しましたけど、こんなの10分も我慢とかドḾじゃあるまいし無理無理。
結果我慢できなかったから液しか出なかったです。手術に影響があるのか心配になりました。
けど万が一やり直しなんて絶対に嫌だし…。
知り合いも予定帝王切開だったけど、浣腸ないって言ってたなぁ。
まぁ大丈夫でしょうきっと!
4分後くらいにナースコールをして、すぐに出してないふりをしたよ。
おわりに
仕方のないことだけど、患者と看護師さんや助産師さんの距離が近すぎると私は思いました。パーソナルスペースというのはないんですね。
ほんと、患者側も割り切っていないとただのストレスにしかならないことがわかりました。私のような人見知りには特に。
せめてすっぴんでなくメイクをしている状態であれば少しは耐えられたかも。
心の仮面が強くなるから。
でも基本メイクは顔色が分からないからNGだけどね('Д')
もし次にこんな機会があれば、もっとゆったり構えていられますように。